PROLOGUE

MASHIRAでは組織を象徴するロゴデザインに金環日食を採用しています。

金環日食は太陽が月に覆われ、日月が重なり合う現象によって、幻想的なリング状の輝きを生み出します。

私達は科学的に説明のできる現象を通してエモーショナルな体験したり、その風景を絶景と称することがあるのです。

 

私達は今、この瞬間を生きています。

過去から未来へと続くスペクトラムの側面のなかに存在している私達には人類が歩む物語の結末を知ることが出来ません。

 

私達は全容の見えない曖昧さのなかで貴方と出逢い、側面に居合わせては一瞬の時をすれ違う、現在を刻み続けます。

 

世界は演劇という事業にも似た虚構性の高いエンターテインメントのようです。

どちらにも、自身がどう在るのかさえ解らぬ今をどう在りたいかと創造し、未来を願う私達が確かに存在しています。

 

MASHIRAが創造する終幕は幸福かも不幸かも知り得ない物語の側面に立ち、現在を刻み続ける、願いにも似た賛歌です。

私達は未来を願い続けた演劇組織の姿が綴る世界の側面を貴方と目撃したいのです。

 

物語と貴方が出会う、

すべての風景のなかに絶景があります。

 

結末など知り得ない。

目覚めてみる、絶景というプロダクトを。

 

それがMASHIRAが追求する夢の形です。